怒りは単発では起こらないとは。

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ひろこです。

 

先日、怒りが起きた時、

「怒らない選択をする。」

というお話をしたところ、

「怒りという感情は、強い感情なので、コントロール出来るか
わかりません。もう少し詳しく教えて下さい。」

という、メールを頂きました。

「ひろこさん、わたしもあれから、子供に対して、
怒りが出た時、怒らない選択をしてみましたが、
顔が引きつっていたみたいでした^^;」

そうですよね。
最初はそれでいいと思います。

でも、怒りという感情について、もう少し詳しい、
知識があると、自分の感情を選びやすくなると思いますよ^^

「じゃ、もっと教えて下さい!」

はい、わかりました。

それでは、今日は怒りという感情について、
もう少し、お話ししてみましょうね。

まず、怒りという感情は、
自分が「〇〇しなければならない。」
又は、「○〇してはいけない。」

という、信念がある事で生まれます。

例えば、

「子供は親のいう事を聞かなくてはいけない。」

という、信念を強く持った父親が、子供を注意して、
子供が無視をしたり、反抗すれば、
怒りが沸き起こると思います。

そして、この時、
このお父さんは、いきなり怒りを感じるわけでは
ないのですね。

「え?ひろこさん、それはどういう意味ですか?」

はい、

怒りという感情は2次感情と言われていて、
その前に、1次感情をまず感じているのです。

その1次感情は、「不安」「恐怖」「心配」「悲しみ」などです。

この場合、お父さんは子供の事を思って注意したとします。
それなのに、子供が自分のいう事を聞かないと、

「このままでは、この子は社会生活が出来ない子に
育ってしまうかもしれない。」

という、心配や、

「こんなに、自分が子供を思っているのに、
愛情が伝わらない。」

と、悲しんでいる場合が考えられます。

その後で、怒りが湧いてきます。

「なるほど、怒りという感情は、単独で感じるのではなく、
その前に、心配や悲しみといった別の感情があって、
それで沸き起こるものなんですね!」

はい、そうです。

だから、この場合、お父さんは、子供に、

「お父さんは、お前が大切で、だから、
将来お前が社会に出ても、恥ずかしくない
人間に育って欲しいと思っているんだよ。」

という心の奥で感じている、気持ちを正直に
話す事で、子供とのやりとりは変わります。

又、反対に、誰かに怒りをぶつけられた時も、

「もしかして、この人は、悲しかったり、不安なのかも
しれないな。」

と、考える事が出来たら、余計なトラブルは最小限に
抑えられるとも思います。

「なるほど、わかりました。
まずは、自分が怒りを感じた時、
1次感情が何か、探ってみるようにします!」

はい、そうする事をお勧めします^^

そして、自分の気持ちも相手の気持ちも傷つける事なく、
お互い、尊重しあえる関係が増えるといいですね。

あなたが、最近、怒りを感じた時の
1次感情は、何ですか?

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